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現在、渋谷ヒカリエホールで「レオ・レオーニの絵本づくり展」が開催中(2025年7月5日〜8月27日)。それに合わせて、レオ・レオーニがアートディレクターとして活躍していた時代の作品の出品です。この作品は当時の限定作品で、とても珍しいものです。『スイミー』や『フレデリック』で知られる、世界的に有名な絵本作家レオ・レオーニ。実は絵本作家になる前、彼はアメリカでグラフィックデザイナーとして、最前線で活躍していました。当時の名前はLeonard Lionni。1950年代、レオーニは有名な経済雑誌『フォーチュン誌』のアートディレクターをつとめ、表紙や誌面デザインを手がけていました。そのユニークでユーモアのあるセンスは、当時のニューヨークの広告業界でも注目されていました。今回ご紹介する作品は、1954年にニューヨークで開かれた「スプリング・ファンタジア(Spring Fantasia)」という仮装舞踏会イベントのために制作されたリトグラフです。このイベントでは、アーティストたちが自由な発想で“スポンサー広告”を描くという、当時としてもとてもユニークな企画がありました。レオーニもそのひとりとして参加しています。作品には、安楽椅子に座って『Fortune』を読みながらテレビを見る男性、そして壁には“動物の頭”のような飾りが描かれています。よく見ると、ひとつにはテレビのアンテナがついたなんとも不思議な動物も……。どこか現代社会への風刺を感じさせる、レオーニらしいユーモアが詰まっています。絵本作家になる前のレオーニが、どんな目で社会を見ていたのか――その視点を感じられる貴重な作品です。ただの広告としてではなく、美術作品としての価値も持つこの一枚。雑誌やテレビ、動物のトロフィーといったモチーフの中に、当時の暮らしや皮肉な視線が込められています。限定2,000部という希少性もあり、絵本作家として成功する前のレオーニの創造力が光る、特別な作品です。- アーティスト: LEO LIONNI- タイトル: Spring Fantasiaから一葉- 技法: オリジナルリトグラフ- サイズ: 約12 x 9インチ- エディション: 限定版2000部- 出版社: Artist Equity Associationご覧いただきありがとうございます。
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